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ダメだよ

子供にやってはいけないことを教える時にかける声として「ダメ」は、果たして適切な言葉なのでしょうか。

例えば、よくある食事の例です。

「おみず〜!おみず〜!」
「はい、どうぞ〜。」

お水を渡しますが、コップのお水を食卓いっぱいに撒き散らしてしまいました。

「お水零しちゃダメでしょ〜!」

今度は、食卓に溢れたお水をぴちゃぴちゃと触りはじめます。

「そんなことしちゃダメですよ〜!」

「遊ばないでちゃんと飲みましょうね〜。食べ物で遊んじゃダメですよ〜。はい、どうぞ〜!」

こういって母親は溢れたお水を注ぎ直し、正しくお水を飲ませようとします。しかしながら、今度は「いや!いや!」がはじまります。

だったら何がしたいのか、どうすればいいのか。。。母親は困り果てます。

よくあるご家庭の風景に存在するちょっとした瞬間の「ダメ」です。

我が子を想うが故に、しっかり正しいことを教えようとする母親ですが、ここで気づいてほしいこと、それは、この想いは母親の自分本意だということです。

水を零してしまったことが正しいことなのか誤ったことなのか、一歳半程度のお子さんには判断がついていません。ですが、母親は「正しい選択をすること」を前提に世話をするのです。

一歳半程度のお子さんは、もう半年、一年も経てばちゃんとお水を飲むように成長します。

ですが、こういったケースの「ダメ」に気づきがあるのとないのでは、愛着の形成という点でどの程度差がついてくるのでしょうか。

一歳半の時にこれに気づいた母親に育てられた子は、魔の二歳児に終焉を迎えているかもしれません。

一歳半の時にこれに気づけなかった母親に育てられた子は、魔の二歳児に終わりが見えず、母親は毎日疲れ果てているかもしれません。

例えば、お子さんの立場になって想いを伝えてみましょう。

「お水ほちい!」
「お水じゃーじゃー!」
「ぴちゃぴちゃたのしー!」

ここに「ダメ」を被せると、とても不安・不快になると思います。

不安や不快は、「いや!いや!」に繋がります。

想いを汲み取ってあげられれば、自分本位な声かけを工夫することができます。

「お水じゃーじゃーできたねー!楽しいねー!」
「ぴちゃぴちゃお水、ママきれいきれいするねー!はい、お水お口にどうぞ〜。」

この後、例えまた同じよな失敗をしたとしても、不安や不快を与えていることはないはずです。

ただ漠然とかもしれませんが、お子さんは母親に対して安心感を育んでいるはずです。

このちょっとした気づきの積み重ねが、愛着の形成をする上で非常に重要になっていくのです。

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